イスラエル首相は停戦交渉「妨害していない」 米政府高官

AI要約

米国はイスラエルのネタニヤフ首相が停戦と人質解放をめぐる合意を妨害したり遅らせたりしていると考えておらず、交渉が進展していることが明らかになった。

イスラエルとイスラム組織ハマスは合意に達するために特定の要素で同意する必要があり、現時点では交渉を遅らせていない。

バイデン米大統領がネタニヤフ首相と会談し、イランの脅威やガザ地区の情勢、停戦交渉などについて協議する予定で、今後の進展が見守られている。

(CNN) 米国はイスラエルのネタニヤフ首相が停戦と人質解放をめぐる合意を妨害したり遅らせたりしているとは考えておらず、実際に交渉が進展していることがわかった。米政府高官が明らかにした。

ただし今後1カ月でほとんど進展がみられなければ米国は態度を変える可能性があるという。

この高官は、イスラエルとイスラム組織ハマスは合意に達するにあたり特定の要素で同意する必要があるが、現時点ではどちらも交渉を遅らせてはいないと述べた。

バイデン米大統領は25日、ネタニヤフ氏と会談し、イランとその代理勢力による脅威、パレスチナ自治区ガザ地区の情勢、停戦交渉について話し合う見通し。

両首脳が直接顔を合わせるのは、昨年10月7日の攻撃を受けバイデン氏がイスラエルを訪問して以降、初めて。電話会談は頻繁に行っていた。今回の会談後には米国人の人質の家族との面会が行われ、その後、ハリス米副大統領がネタニヤフ氏と会談する予定。

先の高官は、イスラエルとハマスの間に残るいくつかの問題をどう解決するかに焦点を合わせた「本質的」で「詳細な」話し合いを期待している。今後1週間で多くの作業が進められ、最終的な内容が固まるとみている。