バイデン氏、「冷静に」と国民に異例の呼び掛け トランプ氏銃撃受け

AI要約

ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は14日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領が前日に東部ペンシルベニア州での選挙集会で銃撃され、政治対立が過熱する恐れがあることに対し、国民に冷静さを呼びかけた。

バイデン氏は大統領執務室から異例のテレビ演説を行い、米国政治が戦場にならないよう求めた。また、トランプ氏の支持者による議会襲撃事件を引き合いに出し、暴力を許してはならないと訴えた。

11月5日の大統領選を「試練の時」と位置付けるバイデン氏の発言は、政治の冷静さを保つために重要なメッセージを伝えている。

バイデン氏、「冷静に」と国民に異例の呼び掛け トランプ氏銃撃受け

【AFP=時事】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は14日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領が前日に東部ペンシルベニア州での選挙集会で銃撃され、政治対立が過熱する恐れが出ているのを受け、冷静さを取り戻すよう国民に訴えた。

 バイデン氏は、ホワイトハウス(White House)の大統領執務室(Oval Office)から異例のテレビ演説を行い、「冷静になるべき時だ。私たちは皆、そうする責任がある」とし、米国政治が「文字通りの戦場であってはならない」と付け加えた。

 さらに、事態が収拾不能になる一例として、2021年1月6日にトランプ氏の支持者が議会議事堂を襲撃した件などにも言及。「こうした暴力を常態化させてはならない」と訴え、11月5日の大統領選は米国にとって「試練の時」になると主張した。【翻訳編集】 AFPBB News