「隣の女性が撃たれた」 血だらけ、トランプ氏銃撃で会場パニック

AI要約

米東部ペンシルベニア州で共和党のトランプ前大統領の選挙集会で銃撃事件が発生し、大混乱となった。

会場にいた目撃者によると、銃声を聞いた人々がパニックになり地面に伏せた状況が広がった。

救急医は発砲音を聞いた際、被害を受けた人を発見し、混乱の中で処置を行った。

「隣の女性が撃たれた」 血だらけ、トランプ氏銃撃で会場パニック

 米東部ペンシルベニア州バトラーで13日開かれた共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)の選挙集会は、演説中のトランプ氏が銃撃されて大混乱となった。当時の状況を米メディアが目撃者の話を通じて伝えた。

 米ABCニュースによると、11月の大統領選と同時に行われる連邦上院選に臨む同州共和党候補のデーブ・マコーミック氏は会場の最前列におり、7、8発の銃声を聞いたという。さらに人々はパニックになり、皆が地面に伏せたと緊迫した状況を振り返った。

 CBSニュースによると、トランプ氏の背後で演説を聞いていたというマイク・ケリー連邦下院議員は「隣にいた女性が撃たれ、他の人たちも撃たれた」と語った。

 また、現場にいた救急医はCBSの取材に「発砲音を聞き、最初は爆竹だと思った」。救急医は「あそこで撃たれた」と叫んでいた方向に向かったところ、頭を撃たれて血だらけになった被害者がいたと証言した。【ワシントン西田進一郎】