銃撃容疑者、動機解明が焦点 共和党員、民主党系寄付も
AI要約
20歳のトーマス・クルックス容疑者がペンシルベニア州の選挙集会でトランプ前大統領を銃撃し、大統領警護隊に射殺された事件。
犯行動機は不明で、白人男性とみられるクルックス容疑者の遺体からは半自動小銃が押収された。
クルックス容疑者は民主党系組織に寄付した過去がありながら共和党員として有権者登録しており、父親は状況を理解しようとしている。
米ペンシルベニア州の選挙集会でトランプ前大統領（共和党）を銃撃したとして大統領警護隊に殺害されたトーマス・クルックス容疑者（20）。米メディアによると、共和党員として有権者登録した記録が残る一方、過去には民主党に近い組織にも寄付していた。犯行動機は明らかになっておらず、解明が焦点だ。
捜査当局は容疑者とみられる白人男性の遺体がみつかった現場で殺傷能力が高いAR15型の半自動小銃1丁を押収した。
クルックス容疑者は集会会場の同州バトラーから約60キロ離れた同州ベセルパーク在住。2022年に地元の高校を卒業し、今年11月が選挙権を得て初めての大統領選となるはずだった。犯罪歴は確認されていないという。
バイデン大統領が就任した当日の21年1月20日、17歳で民主党系組織に15ドル（現在のレートで約2300円）を寄付した。一方、18歳になった同年9月には有権者登録を行い、その際は共和党員と届け出ていた。
容疑者の父は米CNNテレビの取材に「一体何が起きているのか」把握しようと努めていると話した。
