顔ゆがめ、うずくまるトランプ氏 集会騒然、支持者から悲鳴

AI要約

事件が起きたペンシルベニア州バトラーの選挙集会会場では、トランプ前米大統領が演説中に銃声のような音が鳴り、トランプ氏は血を流しながら避難する様子が描かれた。

トランプ氏は耳を押さえ、驚いた表情を浮かべて演壇の後ろに隠れ、警護官が駆けつける中、聴衆はパニックに包まれた。

数分後、トランプ氏は立ち上がり支持者に手を振る姿があり、無事であることを示し、警護官に守られて会場を後にした。

 【バトラー時事】右耳から血を流しつつ、顔をゆがめてうずくまるトランプ前米大統領―。

 13日、事件が起きたペンシルベニア州バトラーの選挙集会会場は、トランプ氏の登壇で最高潮に高まった熱気が一転、パニックに包まれた。

 事件が起きたのは、トランプ氏が演説を開始してから約6分後だった。銃声のような音が響くと、トランプ氏は突然耳を押さえ、一瞬驚いたような表情を浮かべて演壇の後ろに身を隠した。直後に複数の警護官が壇上に殺到。異常事態が起きたことを悟った聴衆からは、悲鳴や怒号が上がった。

 約1分後、警護官に支えられながら立ち上がったトランプ氏は興奮したように右手を支持者に何度も突き出し、自身が無事であることを強調。支持者の「USA!」のシュプレヒコールの中、囲んだ警護官に支えられて壇上を降り、足早に用意された車に乗り込んだ。