モスクワに「最大級ドローン攻撃」 ウクライナ越境攻撃で31人死亡

AI要約

ロシア国防省はウクライナ軍のドローン攻撃に対し、ロシア国内で45機を撃墜したと発表。

ロシア各地でウクライナの越境攻撃により多数の死傷者が出ており、状況は深刻化。

ロシア国営タス通信がクルスク州での攻撃での死傷者数を報道し、ロシア軍の反撃状況も注目されている。

モスクワに「最大級ドローン攻撃」 ウクライナ越境攻撃で31人死亡

 ロシア国防省は21日、ロシア国内の5地域にウクライナ軍のドローン(無人機)攻撃があり、45機を撃墜したと発表した。モスクワ市郊外のモスクワ州には11機が飛来。同市のソビャニン市長は「モスクワへの過去最大級のドローン攻撃」とSNSに投稿した。

 同省によると、ほかにウクライナの越境攻撃を受けるロシア南西部クルスク州で2機、隣接するブリャンスク州で23機、ベルゴロド州で6機、モスクワ市隣のカルーガ州でも3機が撃墜された。

 一方、ロシア国営タス通信は21日、医療機関の情報として、6日からのクルスク州でのウクライナ軍の越境攻撃で31人が死亡し、143人が負傷したと伝えた。ロシア軍は連日、「ウクライナ軍を撃退した」と発表しているが、死傷者の増加が止まらない。