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撤退どうなる?「バイデン大統領はここ数年、側近としか接してなかった」【報道1930】
バイデン大統領の高齢不安が注目される中、大統領選撤退の声が上がるも本人は退く気配なし。
バイデン大統領がNATO首脳会議でゼレンスキー大統領を“プーチン大統領”と間違えるハプニングが起きる。
バイデン大統領の認知機能の低下や隠蔽に関して批判が集まる中、次期大統領候補についても議論が広がっている。
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大統領選挙まで半年を切って湧きあがったバイデン大統領の“高齢不安”。民主党内から大統領選撤退を促す声が日々高まるが、バイデン氏本人に退く気はさらさらないように見える。
しかし先だって行われたNATO首脳会議のクライマックスで、壇上ゼレンスキー大統領をこともあろうに“プーチン大統領”と紹介してしまったバイデン大統領。いよいよ抜き差しならない状況になってきた…。
■バイデン氏は“老いの一徹”
もしもバイデン大統領が大統領選から撤退したとしたら、民主党の大統領候補に一番近いのはハリス副大統領だ。彼女については毀誉褒貶、評判はまちまちだが記者からハリス氏が候補になった場合懸念はないのか問われたバイデン大統領は、あり得ない答弁をしてしまった。
バイデン大統領:
「もしトランプ副大統領が大統領に不適格だと思っていたら副大統領に選んでいない」
言い間違えもここまでくると笑うしかない。
トランプ氏は即座にSNSで“Great job, Joe(バイデン、よくやった)”と発信した。
思えば4年前、バイデン氏は自らの年齢を引き合いに出し次の世代への架け橋として大統領選に立った。つまり1期やったあとは後進に託すはずだった。
このことを問われたバイデン氏は取り巻く世界情勢が変わったと説明したが、変わったのはバイデン氏の方だと言うのは笹川平和財団の渡部氏だ。
笹川平和財団 渡部恒雄 上席フェロー:
「日本語では“老いの一徹”という言葉がありますが、歳とってどんどん頑固になった…。変わったのは自分で…“あなたは前よりのフレキシブルじゃなくなったんじゃないですか?”って感じ…」
■「バイデン氏はここ数年、自分の側近としか接してこなかった」
アメリカ政治外交史を専門とする三牧聖子准教授は、バイデン大統領の高齢による認知機能の低下よりも、それによる弊害を認識しながら状況を隠してきた大統領陣営に問題があると話す。
同志社大学 三牧聖子 准教授:
「ここまで認知機能が衰えていることを討論会で見るまで多くの人が知らなかったということが問題視されていて…老いだけではなく、本当に大統領4年間できるのかという状況に関して大統領に近い人たちが隠してきた…」