クルーニー、タランティーノからの評価に不満を吐露 インタビューで悪態連発

AI要約

ジョージ・クルーニーがクエンティン・タランティーノに対する不満を口にしたインタビューで、タランティーノが映画スターとしてクルーニーを認めなかったことについて怒っていることが明らかになった。

クルーニーはタランティーノとの関係は悪くなっていないとしつつも、タランティーノがクルーニーを映画スターとして認めなかったことに対して皮肉を交えて反論している。

クルーニーは子供たちが成長したことで俳優業に再び注力できる状況にあると語っており、近年ではプロデューサーや監督としての活動も増えている。

クルーニー、タランティーノからの評価に不満を吐露 インタビューで悪態連発

(CNN) 米俳優ジョージ・クルーニーが13日刊行のGQ誌のインタビューで、映画監督クエンティン・タランティーノに対する強い不満を口にした。

映画「ウルフズ」で共演したブラッド・ピットと共にインタビューに臨んだクルーニーは、「クエンティンが最近、自分について何やらくだらないことを言った。だから少々彼に腹を立てている」と打ち明けた。

クルーニーによれば、タランティーノはとあるインタビューの中で映画スターの名を挙げていく際、クルーニーについて「映画スターではない」と発言していたという。

この件を説明したクルーニーは冗談交じりにFワードを口にしつつ、タランティーノを罵倒した。ピットもこれを聞いて笑っている。クルーニーはタランティーノについて、向こうが先に言ってきたのだから悪口を浴びせても構わないと付け加えた。

クルーニーが言及したのは、タランティーノが仏カンヌ映画祭でコラムニストと交わしたやり取りだと思われる。その内容は昨年発表されたコラムに収録されている。

この中でタランティーノとコラムニストは、タランティーノが映画スターだと思う俳優について議論している。ジュリア・ロバーツ、レオナルド・ディカプリオ、シャーリーズ・セロン、デンゼル・ワシントンらがその範疇(はんちゅう)に収まった。

しかしクルーニーの名が挙がると、タランティーノは長らくヒット作に出ていないという理由で映画スターには含めない考えを示唆した。

タランティーノは1995年、クルーニーが出演したテレビシリーズ「ER救急救命室」の初期エピソードで監督を務めた。その後二人はタランティーノが脚本を手掛けた映画「フロム・ダスク・ティル・ドーン」で俳優として共演もしている。

近年のクルーニーはプロデューサーや監督の立場で作品に携わることが増えているが、それらに出演はしていない。

しかしインタビューで明かしたところによると、今では子どもたちが一定の年齢に達したこともあり、俳優業など他のことに注力できる状況にあるという。クルーニーには人権弁護士のアマル・クルーニー氏との間に7歳の双子がいる。

上記の「ウルフズ」は9月公開予定。この他ノア・バームバック監督の映画にも出演した。こちらは最近撮影が終わったばかりだ。

インタビューでクルーニーは、タランティーノとの関係が悪くなっていないことを確認。タランティーノはハリウッドを代表する最高の映画監督の一人だとし、そのような監督と仕事の出来る自分やピットがどれほど「ラッキー」なのかを強調した。

「俳優は監督と脚本に生かされている」(クルーニー)