仲裁判断巡り日本批判 中国「誤った言論」

AI要約

日本の外相が中国の南シナ海主張に関する仲裁裁判所の判断を批判し、中国に順守を求めた談話を発表した。

中国は日本の談話を誤った言論として非難し、フィリピンの主張を支持していると主張している。

 【北京共同】在日本中国大使館は13日、国連海洋法条約に基づく仲裁裁判所が2016年に南シナ海での中国の主権主張を退けてから8年になるのに合わせ上川陽子外相が12日に出した談話を「誤った言論」と批判する報道官談話を発表した。「強烈な不満と断固たる反対」も表明した。

 上川氏の談話は、仲裁判断を順守するよう中国に改めて求める内容。報道官談話は「日本は真相を無視して、フィリピンの違法な主張を支えている」と中国の持論を展開した。