【秋場所】豊昇龍&琴桜の評価急落 親方衆から「しっかりしてくれよ…」と嘆きの声

AI要約

大関昇進を確実にした大の里が、大関豊昇龍を一方的に押し出して2度目の優勝を果たし、新大関誕生の話題が広がる中、豊昇龍や琴桜のふがいない成績が指摘されている。

大の里を加えた3大関時代において、豊昇龍や琴桜の存在感が問われる状況であり、今後の取り組みが注目される。

審判部長やベテラン親方など、関係者からは大の里の強さと他の大関の不調について様々な意見が寄せられている。

【秋場所】豊昇龍&琴桜の評価急落 親方衆から「しっかりしてくれよ…」と嘆きの声

〝新大関誕生〟の一方で…。大相撲秋場所14日目(21日、東京・両国国技館)、関脇大の里(24=二所ノ関)が大関豊昇龍(25=立浪)を一方的に押し出して13勝目(1敗)。自身2度目の優勝を決め、場所後の大関昇進を確実にした。

 審判部長の高田川親方(元関脇安芸乃島)は、大の里について「前に出ていますから、言うことはない。強い相撲。3場所で2度の優勝? 素晴らしい」と絶賛。逆に、角界内で大きく評価を下げているのが、ふがいない大関陣だ。この日は豊昇龍が大の里に完敗。前日13日目には、琴桜(26=佐渡ヶ嶽)も軍門に下った。両大関ともに優勝争いにさえ絡めず、看板力士の責任を果たせていない。

〝ちょんまげ大関〟の誕生が秒読みとなるなか、審判経験が長いベテラン親方は「過去に、まだ大銀杏(おおいちょう)も結えない力士が大関に上がったことってあるのかな…。いかに周りが弱いかということ」と複雑な胸中を吐露。今の2大関に対しては「(大の里より先に)大関に上がったんだったら、しっかりしてくれよと思う。(審判の)後ろのタマリ席からも『大関は本当に、だらしないなあ』って声が聞こえてくるからね」と嘆いた。

 大の里を加えた〝3大関時代〟の中で、豊昇龍と琴桜は存在感を示すことができるのか。来場所以降で、真価が問われることになりそうだ。