もやしのひげ根は「切る」「切らない」どっちがいいの? もやしを長く保存するには?

AI要約

もやしの栄養価や保存方法、調理方法についてのコツを紹介。

もやしに含まれるビタミンCやアミノ酸の効果について詳細解説。

東京慈恵会医科大学附属病院監修の書籍から得られた情報を元にした内容。

もやしのひげ根は「切る」「切らない」どっちがいいの? もやしを長く保存するには?

最新調理科学×栄養学でわかった、学校では教えてくれない野菜の食べ方のコツをご紹介!

東京慈恵会医科大学附属病院の栄養部が監修した45万部突破のベストセラー『その調理、9割の栄養捨ててます! 調理科学×栄養がとれる食べ方のコツ』が、最新の栄養学に基づきさらに進化しました。

野菜の栄養を損なわないように食べるためのコツをプロに学びましょう!

今回は、もやしについてご紹介します。

■もやしの根に含まれるビタミンCは全体の40%!

もやしはカロリーが低く、栄養価も少ないと思われがちですが、豆類のたんぱく質のほか、ビタミンCなど水溶性の栄養素が含まれています。

取り除いてしまうこともあるひげ根は食物繊維が豊富。ビタミンCも全体の4割が含まれているため、できるだけ取らずにそのまま食べましょう。

■もやしの肝は保存法!冷凍もおすすめ

水分が多く傷みやすいもやしは、冷蔵保存だと2~3日しか持ちません。多少風味や食感は落ちますが、すぐに食べない場合には冷凍保存がおすすめです。袋のまま冷凍して、調理する際には凍ったまま使いましょう。

■調理は湯通しでさっと加熱が◎

もやしは茹ですぎると、栄養流出だけでなく歯応えも悪くなってしまいます。もやしに熱湯をかける湯通しなら、茹ですぎが防止できます。耐熱ボウルに入れたもやしに熱湯をかけてさっとひと混ぜしてからザルにあげ、水にさらさずに自然に冷ましましょう。

■疲労回復のアスパラギン酸はアスパラガスの2倍!

もやしに含まれるアミノ酸のアスパラギン酸は疲労回復効果の高い成分。名前の通りアスパラガスに豊富な成分ですが、実はもやしには、アスパラガスの約2倍ものアスパラギン酸が含まれているのです。

※本記事は東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部、濱裕宣、赤石定典監修の書籍『完全版 その調理、9割の栄養捨ててます! 調理科学×栄養がとれる食べ方のコツ』から一部抜粋・編集しました。

監修=東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部、濱裕宣、赤石定典/『完全版 その調理、9割の栄養捨ててます! 調理科学×栄養がとれる食べ方のコツ』(世界文化社)