アメリカ人「意味ないだろ!」と最初は思いながら…日本で驚いた暑さ対策 高校生に購入先を聞いたものとは

AI要約

アメリカから来たダニエルさんたちが日本を旅行中。楽しい思い出を作る一方、厳しい残暑に悩まされている。

日本の小型扇風機に驚いたダニエルさんは、暑さ対策グッズを求めて情報収集中。

日本の夏の暑さに苦しむなか、高校生が使う小型扇風機に興味を持ち、入手先を探している。

アメリカ人「意味ないだろ!」と最初は思いながら…日本で驚いた暑さ対策 高校生に購入先を聞いたものとは

 9月に入っても各地で35度以上の猛暑日が観測されるなど、厳しい残暑が続いています。蒸し暑さに驚いて、暑さ対策グッズを求める訪日外国人は多いかもしれません。初めて日本にやってきて、暑さに困り果てていたアメリカ人は、日本の高校生が使うアイテムに目を奪われ、入手先を直接尋ねたそうです。いったい、なんだったのでしょうか。

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 大学の卒業旅行のために、アメリカから日本を初めて訪れたというダニエルさん。一緒に来た4人は、小学校から15年来の幼なじみです。14日間の滞在を通して、東京、京都、大阪を観光する予定なのだとか。

「日本は人が親切だし、食べ物はアメリカの半額以下なのにクオリティもサービスも最高で、『日本を選んで良かった』と毎晩飲みながらみんなで話しているんだ(笑)」

 実は、ダニエルさんは特別な思いを持って日本へやってきました。とても楽しみにしている観光先があるそうです。

「僕の亡くなった祖母が1960年代に京都へ行ったことがあって、そのときに撮った金閣寺の写真を今回、大切に持ってきたんだ。祖母の見た景色を、自分の目で見るのを楽しみにしてきたよ」

 そう言いながら見せてくれたのが、金閣寺の写真です。古都・京都の文化財として1994年に世界文化遺産に登録され、日本を代表する観光スポットのひとつです。1960年代当時の姿と、現在の姿を重ねながら観光できる貴重な機会を、心待ちにしている様子でした。

 日本旅行を満喫しているダニエルさんたちですが、ひとつだけ大変な思いをしていることが。それは、日本の夏の厳しい暑さです。どうにか対処できないかと街にいる日本人を見てみると、ダニエルさんは気になるものを見つけました。

「日本人がみんな持っている、小さい扇風機が欲しい! 初めてあれを見たとき、『あんなに小さな扇風機は意味ないだろ!』と思っていたんだ。けど、これだけ蒸し暑いとあらゆる暑さ対策が必要だと感じるよ」

 今年も猛烈な暑さが続いた日本の夏。2023年と並んで、気象庁が1898年に統計を取り始めてから最も暑い夏となりました。気温が高すぎる日に屋外で長時間、小型扇風機を使用することは推奨されていませんが、最近ではデザインだけでなく便利な機能も充実しています。ダニエルさんは、なかでも驚きの機能を兼ね備えた小型扇風機に釘づけになりました。

「ミストが出るタイプを日本の高校生が使っているのを見て、思わず『ねえ! それ、どこで売っているの!?』って聞いちゃった(笑)。ドン・キホーテっていう店にたくさんあると教わったので、これから行ってくるよ!!」

 積極的に情報収集をしながら、日本滞在を楽しんでいる様子のダニエルさんたち。高校生に話しかけたエピソードも、きっと素敵な旅の1ページになることでしょう。