キウイブラザーズCM「今回は踊りません」の思いの裏側 ヒコロヒーさん「豆乳で割る」から始めたい

AI要約

ゼスプリの新CMでは、キウイブラザーズが踊らず、「猫ちゃん」を主人公に栄養バランスの重要性を訴える内容となっています。

日本では成人の3人に1人が栄養不良の状態にあり、食事の大切さを改めて訴える一方で、バランスのいい食事をとることの難しさも浮かび上がっています。

CMでは、猫ちゃんが朝食から食生活を見直していく姿が描かれ、現実的なアプローチが強調されています。

キウイブラザーズCM「今回は踊りません」の思いの裏側 ヒコロヒーさん「豆乳で割る」から始めたい

楽しく無理せず、健康的な生活を送ってほしい――。果物のキウイのキャラクター「キウイブラザーズ」たちの楽しいダンスや曲でそんなメッセージを伝えてきたゼスプリのCM。しかし今回は、「キウイブラザーズは踊りません」といいます。新たなCMに込めた思いとは?(withnews編集部・水野梓)

これまで、楽しく踊りながら「ヘルシーは楽しみながら」と訴えてきたキウイブラザーズ。

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https://withnews.jp/article/f0210618003qq000000000000000W02c10201qq000023175A

しかし、8月4日の「栄養の日」から流れている新CMは、主人公に仕事やプライベートに忙しい「猫ちゃん」を据えました。

食事を抜いたり、栄養バランスを考えずにメニューを選んだり。キウイブラザーズたちはあの手この手で栄養バランスの大切さを訴えますが、ついに猫ちゃんは……。

ゼスプリによると、「真剣な表情で栄養バランスのいい食事を訴えるキウイブラザーズ。それだけ本気の訴えです」とのこと。

「和食などで健康そうなイメージのある日本ですが、厚生労働省の調査によると、成人の3人に1人が『栄養不良(低栄養やビタミン・ミネラルの過不足・肥満など)』の状態。このCMをきっかけに、1日だけでも、1週間だけでも、1カ月だけでも栄養バランスに目を向けてほしい」と考えたといいます。

一方で、ゼスプリが全国1万人を対象に実施した「ゼスプリ栄養・食生活1万人意識調査」によると、8割の人が「栄養バランスのとれた食事をとるには金銭的な負担が大きい」と回答。

物価高や円安の影響で、バランスのいい食事をとりたくても、なかなか難しい現状が浮かび上がっています。

CMでは、ようやく食生活を見直そうと考えた猫ちゃんが、まずは朝ごはんをしっかり食べるところから始めていきます。

ゼスプリの担当者は「仕事や勉強、家事や育児などさまざまな理由で忙しく、バランスのいい食事をとれない人はたくさんいると思います。パーフェクトな栄養バランスの100点満点の食事提案ではなく、今の実態に気づいてほしいという思いを込めています」としています。