「夜中にあしがつる」理由と予防する方法とは?普段の生活に問題があるかも!?

AI要約

夜に足がつる原因や対処法について解説。足がつる主な原因は、水分不足、電解質の不均衡、栄養不足、筋肉疲労、血流不良、神経圧迫、薬の副作用など様々。

また、足がつるとむずむず脚症候群(RLS)と混同しないよう注意が必要。RLSは神経学的な疾患であり、脚のけいれんとは異なる。

足がつるの主な原因は日中の活動量や栄養状態によるものであり、対処法としては水分補給、栄養バランスの整え方などが挙げられる。

「夜中にあしがつる」理由と予防する方法とは?普段の生活に問題があるかも!?

ベッドで横になり、今にも寝落ちしそうなときに、突然足がつり始める。しかも強烈に痛い! 一体どうして? 夜に足がつるのは、なにが原因なの? 

米医療機関「メソジスト・ル・ボニュール・ヘルスケア」のプライマリ・ケアドクター、アーレシア・ジョーンズ医学博士によると、足がつるのは自分の意思とは関係なく起こるものであり、大抵は痛みが生じる。ちなみに足がつることを、「脚のけいれん」と呼んだりもする。筋肉がピクピクしたり、一気に硬くなるような感覚を伴い、影響を受けている箇所が目に見えてわかることもある。

スポーツ医学と脊椎医学に特化した医療センター「DISC Sports and Spine Center」に勤務する整形外科医のジェームズ・チェン医学博士によれば、ほとんどの人がふくらはぎにけいれんを経験し、その症状は一般的に数秒から数分間持続する。「筋肉の収縮が続いているため、脚を動かすことができなくなり、痛みを伴い、筋肉が硬く感じます」

でも、夜に足がつるのが一般的なのはどうして? 「単純な回答としては、大半の人が日中に脚を動かしているため、夜になると筋肉が疲れているからです」とチェン医学博士。また、夜は体を動かさずに過ごすことが多いため、血流が低下して、足がつりやすくなってしまうのだとか。

ここからは、足がつる(脚のけいれんを起こす)10の原因と対処法、予防法についてアメリカ版ウィメンズへルスから詳しく学んでいこう。

脚がけいれんを起こす原因はひとつでないため、チェン医学博士は「状況による」と回答した。例えば、足がつるのは水分不足、電解質の不均衡、栄養不足、筋肉疲労、血流不良、神経圧迫、または薬の副作用の兆候である可能性がある。妊娠中に体重やホルモンの変動を経験したり、糖尿病、腎臓病、甲状腺疾患のような疾患もまた、足がつるリスクが高くなる。

ただし、脚のけいれんと、「むずむず脚症候群(RLS)」を混同しないように。「むずむず脚症候群は痛みを伴わず、脚を動かしたいという強い欲求が現れますが、脚のけいれんは痛みを伴い、むずむず脚症候群の症状ほど長くは続きません」とジョーンズ医学博士。さらに家族医のローラ・パーディ医学博士が言うには、RLSは神経学的な疾患であり、チクチクする、ムズムズする、かゆい、ピクピクするなどの感覚を伴い、脚を動かしたりすることで改善されるという。

では、夜に足がつる5の原因をみていこう。