ハワイに“どケチ旅行”する日本人が急増、中にはトラブルも? 現地プロが注意喚起「泣き寝入りする人も多い」

AI要約

海外旅行が増加する中、記録的円安と世界的物価高騰に悩む日本人。ハワイはコロナ禍の影響を受けつつも観光客が復活し、日本人観光客の様子も変化している。

ハワイ在住のYURIさんによると、レストランは高くなり、日本人観光客は工夫して過ごしている様子。1人旅の女性や年配の夫婦が目立つ。

今、ハワイではバケーションレンタルが人気。設備が整ったコンドミニアムで自炊する日本人観光客も増えている。

ハワイに“どケチ旅行”する日本人が急増、中にはトラブルも? 現地プロが注意喚起「泣き寝入りする人も多い」

 少しずつ海外旅行に出かける人が増加している昨今。しかし頭の痛い問題が、記録的円安と世界的物価高騰。お金をそれほど使わなくても海外を満喫できるコツはないものか? 日本人の海外旅行先人気No.1の“憧れの楽園”ハワイの今と賢い旅行術を、ワイキキで4軒のバケーションレンタル(貸別荘)を運営し、ハワイ在住歴13年のYURIさんに聞いた。

 コロナ禍、観光客が途絶えたことにより大打撃を受けたハワイ。アフターコロナ時代となり、観光客が急回復する中、全日空では今年のゴールデンウィークのハワイ便の予約数は過去最多、コロナ前の2019年と比べて1.2倍にも及んだという。

 とはいえ、ハワイの街はというと、コロナ禍前とはまったく異なる様相を呈しているようす。オアフ島に暮らすこと13年のYURIさんは言う。

「今は、夏休みもありコロナ前程ではありませんが、日本人が多くなってきた印象です。しかしレストランはとにかく高いので、日本からのお客さまはコロナ前のようには、ほとんど会いません。比較的日本人率が高いなと思うのは、ロスドレスフォーレスのようなディスカウントショップでしょうか。皆さん、工夫して楽しんでいらっしゃる印象です」

 さらに訪れる層も、コロナ禍以前とは異なっているという。

「コロナ禍前は、若い女性グループやファミリーが多い印象でした。今は、円安や原油価格の高騰などにより航空券が高くなっているせいか、そういう方々はお見かけしません。街中で目に留まるのは1人旅の女性が多く見えます。レストランでお見かけするのも、ローカルの人のように見える年配のご夫婦です。今は夏休みに入り、家族連れも増えてきたようです」

 では、多くの日本人観光客はいったいどこでどのように過ごしているのか。今年のGW、賑わう羽田空港で観光客へのインタビューが盛んにテレビで放送されていたが、その中でことさらスポットを当てられていたのが「ご飯代を浮かせるために、カップ麺などインスタント食品を持参している」という人たちだった。そして、その状況を表すように、今ハワイではキッチンや大きな冷蔵庫、洗濯機が完備されたコンドミニアムの“バケーションレンタル”が人気に。ワイキキで4軒のバケーションレンタルを運営するYURIさんも「問い合わせが増えている」と現状を語る。