【闘病】セカンドオピニオンで納得してたら… 「悪性リンパ腫」は5院目でやっと判明

AI要約

RoMiさんは悪性リンパ腫の診断までの経緯を語る。最初は右の脇に痛みを感じ、健康診断で異常値を指摘されるも、病院での検査では異常なし。再度の受診を経てやっと悪性リンパ腫と診断される。

血液検査の結果がきっかけで再検査を受けるも異常なしとされ、乳がん専門クリニックで腫れたリンパ節が見つかる。さらなる検査を経て大学病院で悪性リンパ腫と診断されるまでの過程を明かす。

RoMiさんは自身の直感に従い、最終的に悪性リンパ腫の診断を受ける。体調不良を感じない中、異常値が見つかり、様々な医療機関での受診を重ねる過程を詳細に語る。

【闘病】セカンドオピニオンで納得してたら… 「悪性リンパ腫」は5院目でやっと判明

悪性リンパ腫は、最初に受診した医療機関で診断されることはあまり多くないのだそうです。RoMiさん(仮称)も例にもれず、そうでした。健康診断で異常値を指摘され、総合病院に行くも結果は「異常なし」。そこから再度、かかりつけのクリニック、大学病院と受診を続け、やっと診断に至ったといいます。「自分の直感を信じてよかった」というRoMiさんが、診断されるまでの過程や治療、現在の生活などについて話してくれました。

※本記事は、個人の感想・体験に基づいた内容となっています。2024年3月取材。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

編集部:

最初に不調や違和感を覚えたのはいつですか?

RoMiさん:

診断の半年くらい前から、右の脇に痛みが走ることがありました。とくに激痛でもなく、生理前に胸のあたりや脇周辺が少し痛むような感覚でした。本当にその程度で、体調不良などは全くなかったのです。悪性リンパ腫の症状である発熱や体重減少、寝汗などもありませんでした。健康診断も毎年受けていました。30代ということもあり乳がん、婦人科疾患などもかなり細かくチェックしてもらっていたつもりです。

編集部:

そこからどうやって診断となったのですか?

RoMiさん:

2018年秋の健康診断で、血液検査の「CA125」という項目が引っかかったのが最初でした。これは卵巣がん、婦人科系の病気で上昇する腫瘍マーカーらしいです。オプションで調べてもらったのですが、意図はなく何気なく追加したのを覚えています。ちなみに正常値が35以下のところ、私は100近くありました。

編集部:

それで再検査を受診されたのですか?

RoMiさん:

検診センターからの紹介状を持参し、総合病院の婦人科を受診しました。結果は「異常なし」。子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、内膜症、特別な腫れなど、異常は見当たらなかったのですが、やはりCA125の数値は高く「半年後に再検査しましょう」ということで終了しました。

編集部:

異常なしと言われたのですね。

RoMiさん:

そうです。その時は「半年後また検査しよう」と思って帰宅したのですが、後になって「そういえば脇に痛みが出ることがあった」と、ネット検索してみたところ「乳がんや乳腺炎の可能性もある」とのことでした。念には念を入れる気持ちで、改めて乳がん専門クリニックで乳がん検診を受けることにしました。この時点で右の脇が腫れてきていて(「豊胸してないですよね?」と聞かれました)、「リンパ節炎」と診断されました。しかし、エコーでは約7cmの「何か」が見えたそうで「こんなに腫れているのは見たことがないから、もし不安なら内科系を受診してください」とのアドバイスをいただきました。かかりつけのクリニックに相談したところ、先生も「腫れが気になる」とのことで、大学病院を紹介してくれました。このときには首の付け根のリンパ節も腫れていました。

編集部:

そこで診断されたのですか?

RoMiさん:

はい。大学病院でもやはり「リンパ節の腫れが大きすぎる」と言われました。CT、乳腺外科でのエコー、そして検査入院での生検などの検査をして、2週間後「悪性リンパ腫」と告げられました。健康診断から4ヵ月弱経っていました。