兵庫内部告発問題の第三者機関、来月から調査へ 弁護士6人を選定

AI要約

兵庫県の元西播磨県民局長が斎藤元彦知事らを内部告発した問題で、第三者機関による調査が始まる準備が進められている。

調査委員会の構成や調査項目、調査開始や報告書の予定などが詳細に述べられている。

調査の中立性や迅速性が重視されており、委員や調査員の選定過程も明らかにされている。

兵庫内部告発問題の第三者機関、来月から調査へ 弁護士6人を選定

 兵庫県の元西播磨県民局長が斎藤元彦知事らを内部告発した問題で、第三者機関による調査に向けた準備会議が22日、県庁で開かれた。委員と調査員として計6人の弁護士を選定。来月上旬に調査を開始し、来年3月上旬をめどに報告書をまとめてもらうという。

 選定された委員はいずれも県弁護士会の推薦を受けた元裁判官で、3人で第三者調査委員会を構成する。さらに調査項目が多いことから、調査員として弁護士を3人選定した。

 調査対象は、知事による職員へのパワーハラスメントなど告発文書で指摘された7項目に加え、告発を公益通報として扱わなかったことも含めるように求める。

 準備会議の座長で県弁護士会の藤掛伸之弁護士は「中立公平に重きをおいて調査していただきたい。慎重であるとともに県民の関心事なので迅速に調査をしていただくことが必要」と述べた。

 選定されたのは以下の6人。【委員】上田日出子▽白井俊美▽藤本久俊【調査員】長城紀道▽松谷卓也▽村上英樹(石田貴子)