兵庫県知事のパワハラ疑惑 県職員アンケート、4割が「目撃・経験」

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、県職員アンケートの中間集計結果が判明。約4割の職員が知事のパワハラを目撃・経験したと回答。

アンケート結果によると、知事のパワハラや贈答品受け取りを目撃や聞いた職員が多数。23日の調査特別委員会が詳細を公表予定。

百条委は、パワハラ被害調査や証人尋問などを実施し、斎藤知事の関与を調査中。

兵庫県知事のパワハラ疑惑 県職員アンケート、4割が「目撃・経験」

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、県議会の調査特別委員会(百条委)が実施した県職員アンケートの中間集計がまとまり、知事のパワハラを目撃・経験したり、人から聞いたりしたとの回答が約4割に上ったことが19日、関係者への取材で判明した。百条委は23日に詳細を公表する。

 アンケートは、対象の約9700人のうち7割にあたる約6700人が回答。中間集計は5日までに回答があった4568件を対象とした。「知事のパワハラを経験したことはあるか」「知事が贈答品を受け取っていることを目撃したことがあるか」など7項目について、7月31日からインターネットと郵送で受け付け、外部機関が集計していた。

 この結果、パワハラを「目撃した」と回答したのは59人、「実際に知っている人から聞いた」は466人、「人づてに聞いた」は1225人に上った。他にも、贈答品については43人が、「(斎藤氏が初当選した2021年の)知事選での県職員の事前選挙活動」については17人が「目撃した」と回答した。

 23日の百条委は、県職員6人に対するパワハラ被害調査を非公開で実施。30日には、証人尋問で斎藤知事の出頭を求めている。【山田麻未】