本格運用、25年8月以降に 米宇宙船「スターライナー」

AI要約

米NASAはボーイングの新宇宙船「スターライナー」の本格運用時期が2025年8月以降に延期されることを発表。

スターライナーはISSへの飛行士輸送を担う予定だが、現在の有人飛行試験でトラブルが相次ぎ、追加の準備時間が必要と判断された。

ISSでは飛行士の交代が行われており、スペースXのクルードラゴンを利用して飛行士を送り届けている。将来の宇宙船利用に関しては未定。

本格運用、25年8月以降に 米宇宙船「スターライナー」

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は26日の記者会見で、ボーイングの新宇宙船「スターライナー」が国際宇宙ステーション(ISS)への定期的な飛行士輸送を担う本格運用に入る時期が2025年8月以降にずれ込むと明らかにした。従来は25年前半を想定していたが、実施中の有人飛行試験でトラブルが相次ぎ、準備に追加の時間が必要だと判断した。

 ISSでは飛行士が半年ごとに交代しながら常駐。直近の8~9月はスペースXの宇宙船クルードラゴンで飛行士を送り届け、次の25年2月がスターライナーのデビューとなるはずだった。その先の25年8月も、どちらの宇宙船を使うか決めていないという。