ロシア独自の宇宙ステーション、建設費用は1兆円以上–建設計画を発表

AI要約

ロシア国営通信社のTASSが、ロシア独自の宇宙ステーション「ROSS」の建設計画を報じている。

ROSSは2030年までに4つの主要モジュールをドッキングさせ、2033年までに特殊目的のモジュールを2基取り付ける予定で、ロシアは2028年に最初の宇宙飛行士を送り込む計画だ。

構築費用は約70億ドルで、ISSと同じ高度で太陽同期軌道を周回する予定だ。

ロシア独自の宇宙ステーション、建設費用は1兆円以上–建設計画を発表

ロシア国営通信社のTASSが、ロシア独自の宇宙ステーション「Russian Orbital Service Station(ROSS)」の建設計画を報じている。

 現在の国際宇宙ステーション(ISS)は、2030年までの運用が予定されている。ロシアは2028年までISSにとどまるものの、その後はISSから離脱すると発表している。

 報道によれば、(「Russian Orbital Station」(ROS)とも呼ばれる)ROSSの「X字」型の最初のモジュールは研究と電力の拠点となり、2027年に極軌道付近に打ち上げられる。2030年までに4つの主要モジュールをドッキングさせ、2033年までに特殊目的のモジュールを2基取り付ける予定だ。2028年には最初の宇宙飛行士をROSSに送り込む計画だとしている。

 ROSSのモジュールは、次世代大型ロケット「Angara A5」で打ち上げられる予定。建設費用は約70億ドル(約1兆1000億円)になると推定されている。現在の国際宇宙ステーション(ISS)と同じ高度400kmの上空を太陽同期軌道(SSO)を周回する。