米著名投資家アックマン氏、新ファンドの目標規模引き下げ

AI要約

ヘッジファンド運用者のビル・アックマン氏が新規上場するファンド「パーシング・スクエアUSA」の規模が当初想定よりも小さいことを発表。

ファンドの規模は250億ドルを下回り、100億ドルの上限を設けて25億ドルから40億ドルの調達を予定。

クローズドエンド型ファンド「パーシング・スクエアUSA」の取引が来週開始されるが、投資家の警戒感が高まっている状況。

米著名投資家アックマン氏、新ファンドの目標規模引き下げ

Svea Herbst-Bayliss

[25日 ロイター] - ヘッジファンド運用者のビル・アックマン氏は9日、米国で新規上場するファンド「パーシング・スクエアUSA」の規模が当初想定していた250億ドルを下回ると明らかにした。

アックマン氏は投資家への書簡で「規模には100億ドルの上限を設ける」とし、25億ドルから40億ドルの調達を予定していると説明。「最終的な規模は25日、26日、および29日の需要動向次第だ」とした。

クローズドエンド型ファンドの「パーシング・スクエアUSA」は、ニューヨーク証券取引所でPSUSのシンボルで来週取引が開始される。今年初めには資金調達規模が過去最大級になると予想されていた。

アックマン氏は投資家に「パーシング・スクエアの長期的価値を創造する上で最も重要な要素は、PSUSの上場規模ではなく、市場での取引の仕方だと考えている」と説明した。

解約が原則認められていないクローズドエンド型ファンドを巡っては投資家の警戒感が高まっている。米投資会社協会によると、昨年は新規組成はなく、2022年はわずか6本だった。