【速報】岸田総理が帰国 ヨーロッパ諸国と安保協力促進 一方、国内では安保面での懸念明るみに

AI要約

NATO首脳会議を経てアメリカとドイツを訪問した岸田総理が帰国しました。外交ではNATOとアジアのパートナー国が連携を深めることで合意し、さらなる協力や訓練を打ち出しました。

ドイツ・ショルツ首相との会談では、半導体や重要鉱物の安定供給協力や防衛協力の強化で一致。しかし防衛省での特定秘密漏えいによる懸念も露呈。

国内で態勢立て直しを急ぐ必要がある状況。外交努力を成果に結びつけるためにも注意が必要です。

NATO首脳会議が行われていたアメリカと、その後ドイツを訪問していた岸田総理は、先ほど羽田空港に到着しました。

今回の外交では、NATOと日本を含めたアジアのパートナー国が、ウクライナ支援、サイバー、偽情報対策、テクノロジーの4分野で連携を深めることで合意。

日本とNATOの間でも、▼機密情報を共有することや、▼年内にヨーロッパで自衛隊とNATOの部隊の共同訓練を行うため調整を進めることなど、具体的なメニューを打ち出しました。

その後のドイツ・ショルツ首相との会談では、半導体や重要鉱物などの安定供給に向けた協力や、防衛協力をさらに強化していくことなどで一致しました。

政府関係者も「実質を伴った良い会議だった」と評価する一方で、今回の外遊中には防衛省で特定秘密の漏えいによる処分が行われるなど、安全保障上の懸念が明るみに出ました。

こうした外交努力を成果に結びつけるためにも再び国内での態勢の立て直しが急務となります。