バイデン氏が単独会見、NATO首脳会議での言い間違いについて弁明

AI要約

バイデン大統領が精彩を欠いた先月の大統領選記者会見に臨み、様々な厳しい質問に直面した。

会見では討論会の不出来や勝算に対する懸念、支援の不足、NATO首脳会議での言い間違えなどが取り上げられた。

バイデン氏は行政失敗について弁明し、自身の立場を守ろうとする姿勢を見せた。

バイデン氏が単独会見、NATO首脳会議での言い間違いについて弁明

(CNN) 米国のバイデン大統領は11日、精彩を欠いた先月の大統領選討論会以降初めて、単独での記者会見に臨んだ。

会見では様々なメディアの記者から、厳しい質問が飛んだ。具体的には討論会での不出来や大統領選での勝算を巡る懸念、寄付を通じた支援の不足、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議での言い間違えなどに関する内容だった。

バイデン氏は、同日行われたNATOのイベントでウクライナのゼレンスキー大統領をロシアのプーチン大統領と呼び間違えた件に言及。直前までプーチン氏のことを話していたため呼び間違えたが、すぐに謝罪して訂正したと弁明した。

この間違いによって世界における米国の立場を傷つけていないかと問われたバイデン氏は、NATOの会議を主導する自身の立場に何か問題が起きたかと逆に質問。「今回以上に成功した会議を見たことがあるだろうか? どうお考えか?」と重ねて尋ねた。

ただ会見の冒頭では、ハリス副大統領を誤って「トランプ副大統領」と呼ぶ一幕もあった。

仮にハリス氏がトランプ前大統領の対立候補に指名された場合、ハリス氏の勝算に懸念を覚えるかと問われたバイデン氏は、「彼女に大統領の資質がないと思っていたなら、トランプ副大統領を副大統領には選ばなかっただろう」と答えた。

この他、大統領2期目を務める適格性への懸念を静めるためにも神経科医の検査を受けた方がいいと示唆する声が民主党内から上がっていることについては、「主治医から受けるべきだと言われれば従う」と回答した。