ジャーマンシェパードの警察犬「オランジェット号」 行方不明の認知症女性を無事発見 副賞でボールのおもちゃ

AI要約

埼玉県警の嘱託警察犬が認知症の女性を見つけ、感謝状とおもちゃを贈られる

オランジェット号は女性の靴のにおいを頼りに行方不明者を見つけ出し、無事保護された

警察犬指導士の羽鳥文仁さんは3代目の家系であり、100回以上表彰されている

ジャーマンシェパードの警察犬「オランジェット号」 行方不明の認知症女性を無事発見 副賞でボールのおもちゃ

行方不明になった認知症の女性を見つけた“お手柄”で、埼玉県警の嘱託警察犬に感謝状とボール型のおもちゃが贈られました。

埼玉県警浦和署 塚本英吉 署長

「行方不明者の早期発見に多大な貢献をされました。感謝の意を表します」

埼玉県警の浦和警察署から表彰されたのは、埼玉県警の嘱託警察犬でジャーマンシェパードのオランジェット号(メス・5)です。

オランジェット号は今月11日の午後2時ごろ、警察から要請を受け、警察犬指導士の羽鳥文仁さんとともにさいたま市の自宅からいなくなった認知症の70代の女性の捜索に出動しました。

オランジェット号と羽鳥さんは、女性の靴のにおいを手がかりに、行方が分からなくなってから、およそ5時間半後、家から300メートル離れた路上で女性を発見しました。

辺りは暗く、女性は1人で道路脇に座りこんでいましたが、けがはなく、無事保護されました。

羽鳥文仁 指導士

「対象者が無事で良かったです。警察との連携あっての結果、これからもしっかり訓練して準備したいと思います」

羽鳥さんは、祖父も父も警察犬指導士の家系の3代目で、これまで行方不明者の発見など、警察の活動に協力し、100回以上表彰されているということです。

今年で警察犬として4年目を迎えたオランジェット号には、感謝状の他に、副賞としてボール型のおもちゃが贈られました。