旭川の中2いじめ凍死、第三者委報告書の非公表部分がネット流出か

AI要約

旭川市で2021年3月、いじめ被害を受けていた中学2年生の広瀬爽彩さんが凍死体で見つかる事件があった。市教育委員会の第三者委員会が作成した報告書がインターネット上に流出し、市民団体のサイトに掲載された。

報告書には黒塗りされた個人情報部分があり、遺族の意向を踏まえ公開されたが、流出した資料には黒塗り部分がなかった。市教委は事実関係の把握や対応の検討に取り組むとしている。

市民団体は広瀬さんの死の真実を明らかにするために資料を掲載したとしている。この事件をきっかけにいじめ撲滅に注力する必要性が示されている。

 旭川市で2021年3月、いじめを受けていた中学2年の広瀬爽彩(さあや)さん(当時14歳)が凍死体で見つかった問題で、市教育委員会の第三者委員会が作成した報告書とみられる資料が、インターネット上に流出したことが分かった。公表された報告書は遺族の意向を踏まえ、個人情報などに関わる部分は黒塗りにされているが、流出した資料に黒塗り部分はなかった。

 資料はいじめ撲滅を訴える市民団体のサイトに24日、掲載された。団体の代表者は入手先は明かせないとした上で、「広瀬さんの死と向き合うためにも、真実を明らかにするべきだと思った」と掲載した理由を説明している。市教委教育政策課は「事実関係の把握や対応の検討に努める」とした。