旭川いじめ報告書、ネット流出か 非公表部分の黒塗りなし

AI要約

北海道旭川市で2021年、中学2年広瀬爽彩さんがいじめを受けて凍死した問題について、第三者委員会の調査報告書が流出した疑いがある。

報告書は市民団体のサイトで公開されており、マスキングがされていない部分もあるという。

市教委は状況を調査中であり、遺族側との協議に基づいてマスキングが施されたはずの部分が流出したかどうかも検討している。

旭川いじめ報告書、ネット流出か 非公表部分の黒塗りなし

 北海道旭川市で2021年、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩さんが凍死した問題を巡り、市教育委員会が設置した第三者委員会が22年にまとめた調査報告書のうち、非公表とされた部分がマスキング(黒塗り)されていない状態でインターネット上に流出した疑いがあることが24日、市教委への取材で分かった。

 第三者委の報告書とみられる文書が掲載されているのはいじめ撲滅をうたう市民団体のサイト。市教委は公表時、遺族側と協議の上でプライバシーなどに関する部分をマスキングしたが、サイトでは閲覧できる状態となっている。市教委担当者は「流出したのかどうかも含めて状況を調査している」と話した。