供述調書などをネットの掲示板で公開か 31歳の男を起訴 仙台地検

AI要約

仙台地検は、無職の男が刑事訴訟法違反で起訴された事件について、供述調書や捜査報告書の内容をネット上の掲示板に公開したとして告発した。

男は強制わいせつの疑いで逮捕され、刑務所での服役を待つ身となっているが、その事件の詳細がネット上に公開されたことが判明した。

刑事訴訟法に違反する行為であるとされ、事件の背後にある動機や経緯が注目されている。

供述調書などをネットの掲示板で公開か 31歳の男を起訴 仙台地検

 仙台地検は、供述調書や捜査報告書の内容をインターネット上の掲示板に公開したとして、宮城県大崎市の無職の男(31)を刑事訴訟法違反の罪で起訴しました。

 男は2023年6月、強制わいせつの疑いで逮捕され、2023年11月、仙台地裁で懲役2年、執行猶予4年の判決を受けています。

 仙台地検によりますと、男はこの事件で検察官らに取り調べられた際の供述調書や捜査報告書の内容を、2023年12月と2024年2月、裁判準備などの目的以外で、ネット上に公開したとされています。

 男が公開したのは、弁護士が裁判準備のために男に手渡した調書や報告書のコピーの内容を写したもので、自分と被害者の名前は伏せられていました。

 自分が起こした事件を誇示するために、公開したとみられるということです。

 刑事訴訟法では、被告人や弁護人らが、裁判準備などのために開示された証拠のコピーなどを、目的外で他人に渡したりネットで公開したりすることを禁じています。