次の年金支給日は8月15日「厚生年金」を手取りで「月額20万円」受給できる人は約15パーセント
年金支給の条件や税金・社会保険料の控除額を考慮して、手取りで月額20万円をもらうには実際には額面24万5000円が必要。
年金受給者が支払う税金や保険料の内訳を詳細に解説。
国民健康保険料が最も高いため、実際の手取り額は年間240万7000円。
年金は2か月に一度支給され、次の年金支給日は8月15日です。
では、シニア世帯は実際にどれくらいの年金を受け取っているのでしょうか。手取りで20万円以上の年金をもらっている人はどのくらいいるのでしょうか。
本記事では、厚生年金受給者で月額20万円以上の年金をもらう人の割合を紹介します。
手取り20万円で老後生活を送れるのかも説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
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年金は、給与と同様に社会保険料と税金が差し引かれます。
そのため、まずは手取りで「月額20万円」をもらうために必要な額面を以下の条件で確認しましょう。
・東京都練馬区在住の独身70歳
・65歳から年金受給を開始
・収入は年金のみ
・基礎控除・社会保険料控除・公的年金所得控除のみを適用
シミュレーションの結果、手取りで月額20万円の年金をもらうには額面24万5000円(年間294万円)が必要です。
●額面年金が年間294万円(月額24万5000円)の人の税金と社会保険料
・所得税:年間5万円
(294万円ー110万円(公的年金所得控除)ー48万円(基礎控除)ー37万6710円(社会保険料控除))×5.105%(所得税率)
・住民税:年間10万6000円
(294万円ー110万円(公的年金所得控除)ー43万円(基礎控除)ー37万6710円(社会保険料控除))×10%(住民税率)ー2500円(調整控除額)+5000円(均等割額)
・国民健康保険料:年間27万3000円
・介護保険料:年間10万4000円
・手取り:年間240万7000円(月額20万1000円)
294万円ー5万円(所得税)ー10万6000円(住民税)ー27万3000円(国民健康保険料)ー10万4000円(介護保険料)
国民健康保険料がもっとも高く、年間27万3000円となっています。