「オイル交換をしたほうがよい」と業者さんから言われました。オイルの警告灯はついていませんが、交換すべきなのでしょうか?

AI要約

エンジンオイル交換の重要性とタイミングについて

エンジンオイルの役割と劣化による交換の必要性

エンジンオイル交換の目安と警告灯の意味について

「オイル交換をしたほうがよい」と業者さんから言われました。オイルの警告灯はついていませんが、交換すべきなのでしょうか?

車のメンテナンスで重要な項目の一つに「エンジンオイル交換」があります。オイル交換は定期的に行う必要があり、しないと車のトラブルにつながってしまうこともあります。

しかしエンジンオイル交換のタイミングについては、ドライバーによって多少違いがあるようです。目安より早く交換する人もいれば、交換する間隔が長い人もいます。今回のケースのように、メンテナンス時にすすめられることもあるでしょう。

本記事では、一般的なエンジンオイル交換のタイミングや必要性についてご紹介します。またオイル交換費用についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

エンジンオイルは、車を長く維持するうえで欠かせない消耗品です。エンジンオイルの主要な役割の一つは「潤滑」です。エンジン内では金属製のシリンダーとピストンによる高速運動が行われますが、オイルがあることで金属同士の摩擦をおさえられます。

またシリンダーとピストンにある隙間をふさぐことで、ガス抜けを防ぎ、パワーを逃さない役割も果たします。さらにエンジンオイルのおかげで、エンジン内の熱を吸収したり、不純物をからめとったりすることが可能です。

このように重要なエンジンオイルですが、一度入れれば永久に使えるわけではないようです。使っているうちに性能が低下・劣化するため、交換しなければならないでしょう。

国土交通省によると、交換を怠ると、潤滑不良が起きてエンジンにダメージが加わるなど、場合によっては車両火災発生につながりかねません。

エンジンオイルは「期間」か「走行距離」を目安にして交換します。表1は、一般的な交換目安をまとめたものです。

出典:トヨタ自動車株式会社「メンテナンスについて」を基に筆者作成

上記はあくまで目安です。車種によって推奨される交換のタイミングが異なるため、迷った場合は車の取扱説明書に記載されている推奨タイミングに従うといいでしょう。

ちなみにエンジンオイルの警告灯は、オイルの量が減っているときや、ポンプ、センサーに故障があるときなどに点灯します。交換目安を教えているわけではないようです。