米Wファーゴ、第2四半期は減益 金利収入が市場予想下回る

AI要約

米大手銀行ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)は第2・四半期決算で減益を記録し、預金コストの上昇と利息収入の下振れが影響した。

純利息収入は予想を下回る119億2000万ドルとなり、平均預金コストは1.84%に上昇した。

同社は今後のNIIが7─9%減少する可能性があるとしている。投資銀行業務の収益は増加している。

米Wファーゴ、第2四半期は減益 金利収入が市場予想下回る

Noor Zainab Hussain

[12日 ロイター] - 米大手銀行ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)が12日に発表した第2・四半期決算は減益となった。預金コストが上昇し、利息収入がアナリスト予想を下回った。午前の市場で同社の株価は7%超下落した。

純利息収入(NII)は9%減の119億2000万ドル。LSEGがまとめたアナリストの予想平均は121億2000万ドルだった。平均預金コストは1.84%に上昇した。前年同期は1.13%だった。

同社は今年のNIIが7─9%減少する可能性があると改めて表明した。

第2・四半期の純利益は49億1000万ドル。前年同期は49億4000万ドルだった。

1株当たり利益は1.33ドルだった。LSEGがまとめたアナリスト予想の1.29ドルを上回った。

チャーリー・シャーフ最高経営責任者(CEO)は「手数料収入の伸びがNIIの減少を相殺している」と述べた。投資銀行業務の収益は38%増加し4億3000万ドルとなった。