東京証券取引所・プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…7月10日(水)取引終了後の企業発表で明暗分かれる【昨日の株価】

AI要約

トレジャー・ファクトリーとMonotaRO、ヤマタネが好業績を発表し、株価が上昇。トレジャー・ファクトリーは25年2月期の連結業績予想を上方修正、MonotaROは6月の月次業績が堅調だった。ヤマタネは特別な材料はないが、米の価格上昇が影響している可能性。

一方、SHIFTとベルク、吉野家ホールディングスは決算で減益を発表し、株価が下落。SHIFTは24年度の決算で増収減益、ベルクと吉野家ホールディングスも同様の結果となった。

市場では業績や決算内容が株価に大きな影響を与えており、投資家の注目が集まっている。

東京証券取引所・プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…7月10日(水)取引終了後の企業発表で明暗分かれる【昨日の株価】

東証プライム市場に上場している個別株式について、2024年7月11日(木)の騰落率ランキングをお伝えします。

1位:トレジャー・ファクトリー〈3093〉……前日比+291円(+16.01%)

【売買材料】

決算銘柄。7月10日(水)取引時間終了後、25年2月期の連結業績予想について、売上高と営業利益、純利益の上方修正を発表。あわせて、配当予想を年32年から34円に引き上げた。好調な業績と株主還元の姿勢が市場で好感された模様。

2位:MonotaRO〈3064〉……前日比+248.5円(+13.48%)

【売買材料】

7月10日(水)取引時間終了後、6月の月次業績を発表。営業日数が前年同月よりも2日少ないなかで前年同月比増収基調を継続するなど、業績の堅調さが確認できたことにより買い安心感が台頭した模様。年初来高値を更新。

3位:ヤマタネ〈9305〉……前日比+270円(+8.72%)

【売買材料】

当日は特段個別材料見当たらず。株価上昇の背景に猛暑の影響による米の価格上昇が関係しているとの見方あり。

1位:SHIFT〈3697〉……前日比-4,000円(-26.22%)

【売買材料】

決算銘柄。7月10日(水)取引時間終了後、23年9月~24年5月期連結決算において増収・減益を発表。通期での増益を見込んでいるだけに、失望売りが広がった模様。

2位:ベルク〈9974〉……前日比-980円(-13.35%)

【売買材料】

決算銘柄。7月10日(水)取引時間終了後、24年3月~5月期連結決算において増収・減益を発表。通期での増益を見込んでいるなかで1位のSHIFT〈3697〉と同様に失望売りが広がった模様。

3位:吉野家ホールディングス〈9861〉……前日比-270円(-8.64%)

【売買材料】

決算銘柄。7月10日(水)取引時間終了後、24年3月~5月期連結決算において増収・減益を発表。減益を嫌気した売りが広がった模様。なお、同社はもともと通期での業績予想を増収減益見通しとしていた。