政府・日銀が為替介入 円相場、一時157円台半ばで

AI要約

11日のニューヨーク外国為替市場での円相場が急速に上昇し、政府関係者が介入を実施したことが明らかになった。

米労働省が発表した6月の消費者物価指数が市場予想を下回り、FRBによる利下げ期待が高まった中で、政府・日銀の介入が円高を加速させた。

円高・ドル安が進む中、市場は不安定な状況となっている。

政府・日銀が為替介入 円相場、一時157円台半ばで

 11日のニューヨーク外国為替市場の円相場が対ドルで急速に上昇し、一時1ドル=157円台半ばをつけたことに関し、政府関係者は日本政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入を実施したと明らかにした。前日に比べ4円程度、円高・ドル安が進む場面もあった。

 米労働省が発表した6月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げへの期待が高まったところに、政府・日銀による介入が追い打ちをかける形で、急速な円高進行になったとみられる。【加藤美穂子、ワシントン大久保渉】