体重100キロオーバーの夫と来月の帰省で「新幹線」を利用します。席は夫のみで「2席分」取った方がよいのでしょうか?

AI要約

新幹線で確実に座りたいときは、指定席のチケットを購入する必要があります。

体が大きな人だと1席に座ることが困難な場合もあるため、2席分のチケットを購入しても1席しか座れないことが規則で決められています。

2席分の指定席を購入しても座れるのは1席のみで、もう1席は他の乗客が購入する可能性があるため、無駄になる可能性があります。

体重が100キロ以上ある人が新幹線に乗る際は、1席では狭い場合はグリーン車の利用が考えられる。

体重100キロオーバーの夫と来月の帰省で「新幹線」を利用します。席は夫のみで「2席分」取った方がよいのでしょうか?

新幹線で確実に座りたいときは、指定席のチケットを購入する必要があります。体が大きな人だと一つの席に座ることが困難な可能性があるため、2席分のチケットを購入すべきか迷われることもあるでしょう。

この場合、一人で2席分の指定席を取ることが可能なのか、事前に確認しておく必要があります。本記事では、体が大きくて新幹線の座席に座ることが困難な場合の対処法についても詳しくご紹介します。

JRの規則では、列車の座席は「一人1席」と決まっているのです。

東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)の旅客営業規則第147条には「乗車券類の使用条件」について記載されており、第5項で「同一旅客は、同一区間に対して有効な2枚以上の同種の乗車券類を所持する場合は、当該乗車については、その1枚のみを使用することができる」とされています。

ほかのJRグループの旅客営業規則にも同様の記載があるため、確認しておくといいでしょう。

つまり、たとえ何枚チケットを持っていたとしても、実際に使えるのは1席分のみということです。「体が大きいので1席では狭い」という理由以外にも「荷物が多い」「ゆったり使いたい」などの理由で2席取ることを考えることがあるかもしれませんが、基本的には認められないことが分かりました。

もし、2席分の指定席のチケットを購入したとしても、座れるのはどちらか1席になります。座っていない方の席は「空いている」とみなされ、ほかの乗客が車掌を通してその席のチケットを購入してしまう可能性があるのです。

つまり、せっかく2枚分のチケットを購入しても、ほかの人がそのうちの1席に座ることになり、お金が無駄になってしまうかもしれません。

今回の事例のように、体重が100キロ以上ある人が新幹線に乗る際に2席分を取ることはできないとなると、どう対処すべきか悩まれる人もいるでしょう。

対処法の一つとして、グリーン車の利用が挙げられます。グリーン車は普通車に比べて料金が高い分、座席の幅が広いという特徴があります。ひじ掛け部分も大きいため、ゆったりと過ごすことができるでしょう。

JR東日本によると、JR北海道・東海・西日本(北陸新幹線を除く)・四国内とJR会社間のグリーン料金については表1の通りです。

表1