〔ロンドン外為〕円、161円台半ば=対ユーロは最安値更新(11日正午)☆差替

AI要約

ロンドン外国為替市場では、米消費者物価指数の発表を控えて様子見ムードが強まり、円相場は小動きで161円50~60銭の水準を維持している。

海外市場の流れを受けて円売り・ドル買いが進んだが、米CPI発表を控えてポジション取りは慎重で、狭いレンジでの値動きとなっている。

ユーロに対しては史上最安値を更新し、対ドル相場も上昇している状況。他通貨も安定して推移している。

 【ロンドン時事】11日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて様子見ムードが強まる中、1ドル=161円台半ばで小動きとなった。正午現在は161円50~60銭と、前日午後4時(161円61~71銭)比11銭の円高・ドル安。

 日経平均株価の大幅高などを受けて円売り・ドル買いが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ、朝方は161円70銭台で取引された。その後は時間外取引での米長期金利の低下を受けて買い戻され、一時161円40銭台に強含んだ。ただ、米CPIの内容を見極めたいとの思惑から、積極的にポジションを取る動きは乏しく、狭いレンジでの値動きにとどまった。

 対ユーロは一時1ユーロ=175円32銭前後まで売られ、史上最安値を更新した。正午現在は175円22~32銭(前日午後4時は174円92銭~175円02銭)と、30銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0844~0854ドル(同1.0818~0828ドル)。

 ポンドは1ポンド=1.2873~2883ドル(同1.2824~2834ドル)。スイス・フランは1ドル=0.8977~8987フラン(同0.8990~9000フラン)。