外相バロ氏、財務相にアルマン氏 バルニエ新内閣、右派色濃く 仏

AI要約

新首相バルニエ率いるフランスの連立内閣が発表された。外相や経済・財務相も任命され、政治空白が2カ月で解消された。

新内閣の課題は2025年予算の編成であり、バルニエ氏は所信表明演説を行う予定となっている。

内閣全体では右派色が濃く、移民対策や治安回復に重点を置く顔ぶれとなった。

 【パリ時事】フランス大統領府は21日、バルニエ新首相(73)率いる連立内閣の陣容を発表した。

 外相にはジャンノエル・バロ欧州担当相(41)、経済・財務相にはアントワーヌ・アルマン下院経済委員会委員長(33)が任命された。いずれもマクロン大統領を支える中道連合からの入閣。7月の総選挙後のアタル前内閣総辞職から続いた政治空白は、約2カ月で解消された。

 新内閣の当面の課題は、2025年予算の編成。バルニエ氏は10月1日に下院で所信表明演説を行う。

 バルニエ氏が所属する中道右派・共和党からはブルーノ・ルタイヨー同党上院議員団長(63)が内相として入閣し、移民対策の強化や治安回復に取り組む。中道連合のルコルニュ国防相(38)は留任。内閣全体では右派色の濃い顔触れとなった。