フランス新内閣、右派色強く 外相に41歳バロ氏

AI要約

フランス大統領府は、新首相バルニエ率いる内閣の閣僚名簿を発表し、外相に中道政党「民主運動」のジャンノエル・バロ氏を起用した。

新内閣はマクロン氏の与党連合とバルニエ氏の中道右派、共和党の閣僚で構成され、右派色の強い顔触れとなった。

左派陣営からの批判が予想される中、安定した政権運営への課題が浮かび上がっている。

 【パリ共同】フランス大統領府は21日、バルニエ新首相(73)が率いる内閣の閣僚名簿を発表し、外相にマクロン大統領の与党連合を構成する中道政党「民主運動」のジャンノエル・バロ氏(41)を起用した。新内閣は主にマクロン氏の中道与党連合とバルニエ氏の中道右派、共和党の閣僚で構成し、全体的に右派色の強い顔触れとなった。

 7月からの約2カ月間、正式な内閣が不在の時期を経てようやく新内閣が誕生。左派陣営からの強い批判は必至だ。

 6~7月の下院総選挙では、左派連合、マクロン氏の与党連合、極右政党の三つどもえの結果となり、いずれも安定した政権運営に必要な過半数に届かなかった。