フランスのワイン“壊滅的状況” 天候不順の影響で前年比18%減の見込み

AI要約

フランスのワイン産業が天候不順により大打撃を受けており、収穫量が80~90%も減少している。

今年のワイン生産量は18%減少見込みで、特にジュラ地方では71%もの減少が見られる。

若い世代を中心にワイン離れが進み、販売量が大幅に減少しているため、生産現場は厳しい状況にある。

天候不順によりワイン大国フランスのワインが大打撃を受けています。

ブドウ農家

「今年は例年より80~90%ほど収穫が少ないです。壊滅的な状況です。言葉が出ません」

 フランス農業省によりますと、今年のフランスのワイン生産量は去年と比べ18%減少する見込みです。

 理由は雨が続いたことや低温、ひょうなど天候不順によるもので、ほぼすべての産地で減少しています。

 特に、白ワインの産地として有名なスイス国境に近いジュラ地方では、霜や病害の影響で去年と比べ71%の大幅な減少となっています。

 一方、フランスでは若い世代を中心にワイン離れが進んでいて、過去3年間で赤ワインの販売量は15%、白ワインとロゼワインはおよそ5%減少していて、生産現場は、厳しい状況に追い込まれています。