ガンガン稼働させた夏が終わる今こそ知っておくべき「エアコンの買い替え術」

AI要約

今年の夏は例年よりも酷暑が続き、エアコンがほとんどつけっぱなしになっている。エアコンの賢い買い替え術について指南がある。

猛暑の中、エアコンが壊れるリスクが高まっており、真夏に故障すると困るケースが増えている。適切な管理が必要だ。

コロナ禍の影響で家庭用以外のエアコンも故障や入れ替えが増えている。エアコンは急に壊れることもあるため、買い替えを検討する際は慌てずに計画的に行うべきだ。

ガンガン稼働させた夏が終わる今こそ知っておくべき「エアコンの買い替え術」

例年よりも酷暑が長ーく続いた今年の夏。毎年毎年暑さが増している中で、ほとんどずっとつけっぱなしのエアコン。今年の夏はなんとか乗り越えたとしても、来年無事だとは限らない!ってことで、今やインフラと化したエアコンの賢い買い替え術を指南してもらいました!

■最悪なケースは真夏に壊れること

「観測史上最も暑い夏」となった今年の日本。9月に入っても各地で猛暑日が記録されるなど、依然として厳しい残暑が続いている。灼熱の中、今や生死に関わる必需品ともいえるのがエアコンだ。

一日中フル稼働を強いられ続けたエアコンが猛暑の真っただ中に故障......という悲劇に見舞われるケースも増えているという。

「よく『エアコンって夏になると壊れるよねぇ......』という声を耳にするのですが、それって当然で、快適な気候の春や秋と違い、エアコンをハードに使う夏に故障のリスクは高まります」

そう語るのは、YouTubeでエアコンにまつわるさまざまなお役立ち情報を発信する「アキ兄(に)ィ」こと堤昭人さん。20代の頃、大手エアコンメーカーのサービス担当者として皇居・吹上御所のエアコン管理を担当していたという空調設備のプロだ。

「もちろん、暑さが厳しければ厳しいほど、エアコンにかかる負担も大きくなりますから、昨年や今年のような猛暑ともなれば、必然的に故障のリスクも高くなります。

ちなみに、オフィスや事業所など『家庭用以外』のエアコンに関しては、昨年のほうが故障や入れ替えが多かった。これはコロナ禍の数年間、稼働率がかなり下がったことで"延命"されていたエアコンに、昨年の猛暑で一気に負荷がかかって壊れたというケースが多かったからです。

逆に、リモートワークが普及し自宅で働く人が増えた分、コロナ禍の間も家庭用エアコンへの負荷は増えていましたし、今年もこの記録的な猛暑ですから、ある程度、使用年数がたった機種を中心に『エアコンが急に壊れた』とか『効きが悪くなった』といった話は多いですね。

多くの人たちはエアコンが壊れてから慌てるのですが、夏場のピークシーズンにエアコンが壊れてしまい、仕方なく買い替えるというのは、正直、最も損なパターンだと思います」