天候不順でワインが大打撃 白ワインの名産地では71%の大幅減も フランス

AI要約

フランスのワイン産業が天候不順の影響で大打撃を受けている。今年の収穫量は過去比80~90%も少なく、特にジュラ地方では71%の減少が見込まれている。

ワイン離れが進む中、若い世代を中心に赤ワインの販売が15%、白ワインとロゼワインが5%減少しており、生産現場の厳しい状況が続いている。

天候不順でワインが大打撃 白ワインの名産地では71%の大幅減も フランス

 天候不順により、ワイン大国フランスのワインが大打撃を受けています。

「今年は例年より80~90%ほど収穫が少ないです。壊滅的な状況です。言葉が出ません」(ブドウ農家)

 フランス農業省によりますと、今年のフランスのワイン生産量は去年と比べ18%減少する見込みです。理由は雨が続いたことや低温、ひょうなど天候不順によるもので、ほぼ全ての産地で減少しています。特に白ワインの産地として有名なスイス国境に近いジュラ地方では、霜や病害の影響で去年と比べ71%の大幅な減少となっています。

 一方、フランスでは若い世代を中心にワイン離れが進んでいて、過去3年間で赤ワインの販売量は15%、白ワインとロゼワインは約5%減少していて、生産現場は厳しい状況に追い込まれています。(ANNニュース)