ロシア「クルスク州の原発敷地内でミサイル破片発見」 IAEAに報告

AI要約

ウクライナによるロシア西部への越境攻撃が続く中、クルスク州にある原発の敷地内でミサイルの破片と見られるものが発見され、ロシアはIAEAに通報した。

ロシア代表部は破片の発見をIAEAに報告し、直接攻撃の証拠はないがウクライナの行動が原子力施設を脅かすと批判。

IAEAはウクライナとロシアに自制を求めるとして、クルスク州での戦闘に警告を発した。

ウクライナによるロシア西部への越境攻撃が続く中、クルスク州にある原発の敷地内でミサイルの破片と見られるものが発見したとして、ロシア側はIAEA=国際原子力機関に通報したと明らかにしました。

ロイター通信によりますと、在ウィーン国際機関ロシア代表部はロシア西部・クルスク州にあるクルスク原子力発電所敷地内で、8日、撃墜されたミサイルの破片とみられるものが見つかったとしてIAEA=国際原子力機関に通報したと明らかにしました。

また、現時点ではクルスク原子力発電所への直接攻撃の証拠はないとしたうえで、「ウクライナの無謀な行動がロシアの原子力施設を脅かすだけではなく、世界の核産業全体を危険にさらしている」と批判しました。

これを受け、IAEAのグロッシ事務局長はクルスク州での戦闘についてウクライナとロシアに自制するよう求めたということです。