ロシア軍機、1週間で4度探知 米アラスカ州沖

AI要約

北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)が、1週間で4度もアラスカ州の近郊を飛行するロシアの軍用機を探知したことが明らかになった。

ロシア軍機は国際空域にとどまり脅威とはみなされていないが、米ロ間の緊張が高まる中でロシア軍の活動が活発化しているとみられる。

過去にもロシア軍機が領空には侵入していないが、ADIZに定期的に進入し、今夏には中国軍機との共同飛行もインターセプトされた。

ロシア軍機、1週間で4度探知 米アラスカ州沖

(CNN) 北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は17日までに、1週間の間に、アラスカ州の近郊を飛行するロシアの軍用機を4度探知したと明らかにした。米ロ間の緊張が高まるなか、ロシア軍が活動を活発化させているとみられる。

NORADによれば、4度全てでロシア軍機はアラスカ州の「防空識別圏(ADIZ)」の国際空域にとどまって飛行し、脅威とはみなさなかったという。

NORADが最初にロシア軍機2機をインターセプトしたのが11日。13日にロシア軍のTU142哨戒機2機を探知した。翌14日には「IL38」哨戒機2機を探知。15日にもアラスカ州近郊を飛行する2機のIL38をインターセプトした。

NORADによれば、ロシア軍機は米国の領空にもカナダの領空にも侵入していない。ロシア軍機は「定期的」にADIZに進入しており、直近では5月と7月にもインターセプトしていた。

NORADは今夏、ロシア軍機2機と中国軍機2機をアラスカ上空でインターセプトした。ロシア軍機と中国軍機が共同飛行していたのをインターセプトしたのはこの時が初めてだった。