ウクライナ軍によるロシア領内への攻撃続く 部隊配置や装備が手薄になっている地域から侵攻か

AI要約

ウクライナ軍がロシア領への前例のない攻撃を続けており、クルスク州に侵攻している。戦闘地域は拡大し、天然ガス施設や原子力発電所周辺も攻撃が行われている。

ウクライナ軍はロシア軍の手薄な地域から攻撃を仕掛け、少なくとも430平方キロメートルを制圧。スジャの天然ガス施設を奪取済みで、エネルギー供給に影響が出る恐れ。

攻撃の狙いは不明だが、ロシアからヨーロッパへのガス輸送拠点を狙ったとみられる。ドローン攻撃や銃撃などがクルスク原子力発電所周辺でも行われている。

ウクライナ軍によるロシア領内への攻撃続く 部隊配置や装備が手薄になっている地域から侵攻か

 ウクライナ軍によるロシア領への前例のない規模の攻撃が続いています。ロシア西部クルスク州へのウクライナ軍による攻撃は、開始から3日目となる8日現在も続いています。

 ロシアの軍事記者などによりますと、戦闘地域は拡大していて、少なくとも430平方キロメートルがウクライナ軍の制圧下にあるとみられます。ウクライナ軍は、ロシア軍の部隊配置や装備が手薄になっている地域から侵攻したとみられます。

 今回の越境攻撃によるウクライナ側の狙いはわかっていませんが、クルスク州スジャの天然ガス施設をすでに制圧したとみられています。この施設は、ロシアからウクライナを経由してヨーロッパ諸国へ天然ガスを輸送する唯一の地点となっています。

 また、スジャの北東約70キロにあるクルスク原子力発電所付近でも、ドローン攻撃や銃撃などが行われているとみられています。(ANNニュース)