国際課税の宣言を公表し3会合ぶりに共同声明も採択 G20財務相・中央銀行総裁会議
AI要約
ブラジルで開かれていたG20＝財務相・中央銀行総裁会議は国際課税に関する宣言を公表し、3会合ぶりに共同声明も採択し、閉幕した。
鈴木財務大臣は国際租税協力に関するG20閣僚宣言を評価し、日本も同調していると述べた。
会合ではデジタル課税や超富裕層への課税などに取り組むことで合意し、為替レート変動、世界経済下振れリスクなどが問題視された。
ブラジルで開かれていたG20＝財務相・中央銀行総裁会議は国際課税の宣言を公表し、3会合ぶりに共同声明も採択し、閉幕しました。
鈴木財務大臣
「国際租税協力に関するG20閣僚宣言は、国際租税協力に関するG20として初めての文書であり、日本もこれを評価しています」
今回の会合では焦点となっていた国際課税に関する宣言を公表しました。
巨大IT企業を念頭にしたデジタル課税について「できるだけ早く多国間条約の署名を始めるよう促す」としています。
また、超富裕層への効果的な課税に向けて協力して取り組むことで合意しました。
3会合ぶりに採択された共同声明では、為替レートの過度な変動は経済に悪影響を与えると再確認しました。
一方で、世界経済の下振れリスクについては、戦争や紛争の激化やインフレの長期化などが挙げられました。
