G20、国際課税の宣言を公表 財務相会議が閉幕

AI要約

20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議がブラジルで開催され、国際課税の宣言や共同声明が採択された。

国際課税の宣言はG20初の取り組みであり、巨大IT企業を念頭にした適正な課税が進められることが強調された。

鈴木俊一財務相は記者会見でこの成果を評価し、国際課税の宣言がすぐれた進展であると述べた。

 【リオデジャネイロ共同】日米欧の先進国に新興国を加えた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は26日(日本時間27日)、ブラジル・リオデジャネイロで2日間の討議を終え閉幕した。成果文書として巨大IT企業を念頭に適正な課税を進める国際課税の宣言を公表し、世界経済などに関する共同声明も採択した。

 鈴木俊一財務相は閉幕後に記者会見し、国際課税の宣言について「G20として初めての文書で評価する」と説明した。