マスク氏「私の子ども持たせてあげる」…ハリス氏支持したスウィフトさんに妄言

世界的ポップスターのテイラー・スウィフトさんが、民主党の大統領候補のハリス副大統領を支持したのを受け、テスラのイーロン・マスク、最高経営責任者（ＣＥＯ）が「私が君に子どもを持たせてあげる」と発言した。

スウィフトさんは１０日の大統領選挙討論直後に自身のインスタグラムを通じ「ハリス氏が市民の権利と大義のために戦っており、彼女を支持する」と明らかにした。

これと合わせて猫を抱いている写真をともに投稿した。続けて自身を「子どもがいない『キャットレディ』」として投稿を締めくくった。

キャットレディとは子どもを産まないで猫を育てる中年の独身女性に対する否定的な表現で、トランプ氏のランニングメイトであるバンス上院議員が３年前にハリス氏に向けて使った言葉だ。

スウィフトさんがインスタグラムにこうした投稿をすると、マスク氏はＸ（旧ツイッター）に「テイラー、君の勝ちだ。私が君に子どもを与え、私の命を捧げて君の猫を守ってあげる」と書き込んだ。

マスク氏は結婚していない女性に精子を提供し何人かの子どもを出産させている。彼は現在まで１２人の子どもを持っており、このうち３人は自身が設立した会社ニューラリンクの役員であるシボン・ジリスさんに精子を提供して産んだ。

こうしたニュースが伝えられると世界のネットユーザーは批判の声を出した。特にスウィフトさんのファンらを中心にマスク氏に対する批判が激しく起きている。

ネットユーザーらは「地球で一番の富豪である男が代価も払わないで他人に公開セクハラするとは」「だれがお前に似た子どもを望むのか」「スペースＸロケット打ち上げが常に失敗するよう願う」「テスラの電気自動車不買運動をしよう」などの反応を見せた。

マスク氏のトランスジェンダーの娘であるビビアン・ジェナ・ウィルソンさんも「話す言葉がなく忌まわしいだけ。だれも他人が自身にそのような形で話すことを許してはならない。おぞましく、侮辱的で、とんでもない性差別的発言」と批判した。