トランプ氏暗殺未遂、世界にも衝撃 「政治的暴力」非難相次ぐ

AI要約

世界各国がトランプ前米大統領の暗殺未遂事件に衝撃を受け、非難や批判の声が相次いだ。

英首相やフランス大統領、イタリア首相など様々な国の指導者が民主主義や政治的暴力を非難し、対話と責任を重視するよう呼びかけた。

世界中の指導者がトランプ氏を支持や祈りを示す中、オーストラリア首相も民主的価値に対する攻撃として事件を非難した。

 トランプ前米大統領暗殺未遂事件は世界各国にも衝撃を与え、国境を越えて非難の声が相次いだ。

 

 スターマー英首相は「集会での衝撃的な光景にがく然としている」と表明し、フランスのマクロン大統領は「われわれの民主主義にとって悲劇だ」と批判。イタリアのメローニ首相は、11月の米大統領選が迫る中「憎しみや暴力ではなく、対話と責任が優先されるよう望む」と述べた。

 グテレス国連事務総長も声明を出し「政治的暴力を明確に非難する」と強調。台湾の頼清徳総統も「私たちの民主主義では、いかなる形であれ政治的暴力は許されない」と主張した。

 インドのモディ首相は「友人への攻撃」だとして糾弾。ウクライナのゼレンスキー大統領は「トランプ氏が無事だと聞き安堵(あんど)した」と述べ「暴力がはびこってはならない」と訴えた。

 南米でトランプ氏に例えられるアルゼンチンのミレイ大統領は「卑劣な暗殺未遂の被害者となった」と指摘。トランプ氏と11日に会談したばかりのハンガリーのオルバン首相は「この暗黒の時間」にトランプ氏に祈りをささげるとX(旧ツイッター)に投稿した。

 オーストラリアのアルバニージー首相は臨時に記者会見し、「これは米豪両国民が共有している民主的価値に対する言い訳のできない攻撃だ」と非難した。