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ブラジル、パレスチナとのFTA発効 「具体的な貢献」
ブラジルは、10年以上批准が待たれていたパレスチナ自治政府との自由貿易協定(FTA)を発効させた。パレスチナの人々への支持を示した。
ブラジル外務省は、協定が近隣諸国との平和的・調和的な共存を促進し、経済的に持続可能なパレスチナ国家に貢献すると述べた。
パレスチナと南米4カ国の関税同盟であるメルコスルの締結により、パレスチナとメルコスルの貿易が拡大する展望があり、他の加盟国の動向が注目されている。
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[ブラジリア 8日 ロイター] - ブラジルは、10年以上批准が待たれていたパレスチナ自治政府との自由貿易協定(FTA)を発効させた。パレスチナの人々への支持を示した。
ブラジル外務省は8日の声明で「協定は近隣諸国との平和的・調和的な共存ができ、経済的に持続可能なパレスチナ国家への具体的な貢献だ」と説明した。
ブラジルはパレスチナ国家を承認し、2010年には首都にパレスチナ大使館建設を許可。5日には11年にパレスチナと南米4カ国の関税同盟であるメルコスル(南部共同市場)の間で締結された協定を批准したと明らかにした。
ただ、右派政権のアルゼンチンは批准しないとみられるなど、他の加盟国がブラジルの動きに追随するかは不明。
ウルグアイとパラグアイの外務省は、コメント要請に応じていない。
パレスチナの駐ブラジル大使は、ブラジルの決定を「勇気ある、協力的かつ時宜を得たもの」とし、パレスチナとメルコスルの貿易が拡大するよう期待していると述べた。