米国防長官、司法取引を破棄 同時テロ主犯格ら、再び死刑の可能性
米国防長官が911テロの主犯格らとの司法取引を破棄
取引成立を発表していたが、反対意見が相次ぎ破棄された
3人に対し再び死刑が求刑される可能性が浮上
【ニューヨーク時事】オースティン米国防長官は2日、2001年の米同時テロを計画したとして殺人罪などに問われている主犯格ハリド・シェイク・モハメド被告ら3人との司法取引を破棄した。
国防総省は先月31日、取引成立を発表していた。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、司法取引は3人が罪を認める代わりに死刑を免れ、終身刑となる内容で、一部の遺族や共和党議員らが反発していた。今回の取引破棄により、3人に対し死刑が求刑される可能性が復活した。