米、インドの対ロ関係に改めて懸念伝達 モディ氏の訪問受け

AI要約

米国務省報道官がインドとロシアの関係に懸念を表明

インドはロシアとの関係を維持し続け、西側からの圧力にも応じていない

米国務省はインドや他国に対し、ロシアとの関係を築く際にウクライナの主権を尊重するよう求めている

米、インドの対ロ関係に改めて懸念伝達 モディ氏の訪問受け

Simon Lewis

[ワシントン 8日 ロイター] - 米国務省の報道官は8日、インドに対しロシアとの関係について懸念を表明したと明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ、インドのモディ首相とロシアのプーチン大統領の会談に関する質問に答えた。

インドは侵攻後、ロシアと距離を置くよう西側から圧力を受けているが、長年にわたる関係と経済面の必要を理由に、これまでのところ応じる姿勢を示していない。

モディ氏は8日、侵攻開始後初めてロシアを訪れ、プーチン氏と非公式に会談。Xへの投稿で、会談は「両国の友好関係を一段と強化する上で必ず大いに役立つだろう」と投稿した。

米国務省報道官は「モディ氏の公の発言から会談の内容を把握していくが、先に述べたように、対ロ関係を巡るわれわれの懸念を直接、極めて明確にインドに伝えた」と述べた。

その上で「インドやその他の国がロシアと関わる際、国連憲章のほかウクライナの主権や領土の一体性をロシアが尊重すべきであることを明確にするよう期待する」と述べた。