習主席、ロシアとウクライナの直接交渉に向け大国の支援呼び掛け

AI要約

中国の習近平国家主席は、ハンガリーのオルバン・ビクトル首相に対し、ロシアとウクライナの和平交渉再開を支援するよう呼びかけた。

習氏は直接対話と交渉の再開に条件整備と支援を主張し、プラスのエネルギーの必要性を強調した。

会談ではウクライナ危機に焦点が当てられ、政治的解決の重要性が強調された。

習主席、ロシアとウクライナの直接交渉に向け大国の支援呼び掛け

【AFP=時事】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は8日、同国を訪問中のハンガリーのオルバン・ビクトル(Viktor Orban)首相に対し、ロシアとウクライナによる直接和平交渉の再開に向けて大国が支援するべきだと訴えた。国営中国中央テレビ(CCTV)が報じた。

 習氏はオルバン氏に対し、「国際社会は、双方による直接対話と交渉の再開に向け、条件を整えて支援を行うべきだ」と主張し、「すべての大国が否定的なエネルギーではなく、プラスのエネルギーを発揮すれば、そこで初めて停戦の兆しが訪れる」と続けた。

 CCTVによると、習氏とオルバン氏の会談は「ウクライナ危機に関する綿密な意思疎通に重点」が置かれた。

 習氏は、ウクライナ危機に関して政治的な解決を促すオルバン氏の取り組みを評価するとともに、自国の見解と主張を詳細に説明。一刻も早く停戦し、政治的解決を図ることが全当事者の利益につながると強調したとCCTVは伝えている。【翻訳編集】 AFPBB News